脱水症状が起きた時の体内の様子
脱水症状というのは夏に頻繁に起こる症状ですが、脱水症状になった時に体の内側はどのようになっているか、皆さんは詳しくご存知ですか?
人の体内には大量の水分があり、その水分が無ければ人は生きていけません。
体内の水分が汗で大量に流れ出ることによって脱水症状が起きるのですが、体内の水分が不足すると、血液中の水分が減り血液がドロドロになってしまいます。
血液がドロドロになると血流が悪くなり、体の隅々まで血液が行き渡らなかったり、酸素や栄養を十分に供給できなくなり、臓器などの機能が低下してしまいます。
また、皮膚への血流も低下してしまうので、体内の熱を放散することもできなくなり、体温がどんどん上昇していくのです。
脱水症状時の体内は、考えただけでも怖いですね。
脱水症状は初めは喉の渇きや尿の減少で、そのまま症状が進行していくと、体にだるさが出たりめまいがしたり、嘔吐してしまうこともあります。
さらに症状が悪化すると意識が朦朧としていき、体が痙攣したり、呼吸不全といった危険な症状にまで行き、処置が遅ければ死に至ることもあります。
脱水症状時の体内の様子を考えれば、どれだけ怖い症状か分かっていただけたと思います。